みなさん、こんにちは。
このブログでは、父の在宅介護のために利用した訪問介護サービス「イチロウ」の体験記とともに、自己負担の訪問介護サービスについてボクの感じたことをお伝えしたいと思います。
※なお、現在は「イチロウ」のサービスは利用しておりません。すでに両親とも特別養護老人ホームに入所いたしました。(2024/5/15更新)
- 同世代のサラリーマンが直面する「親の介護」の5つの悩み
- 要介護認定の前でも利用できる訪問介護サービスを知る
- 「イチロウ」を選んだ理由
- 「イチロウ」体験記
- 「イチロウ」の惜しいところ
- 気になりそうなこと
- まとめ
同世代のサラリーマンが直面する「親の介護」の5つの悩み
まずは、ボクが直面した親の介護の悩みや困りごと、主なもの5つを共有します。
同世代の40代、その前後30~50代のサラリーマンの方々も親の介護で同じ悩みや困りごとに直面していませんか?
- 時間の調整の面倒、難しさ
サラリーマンとして仕事しながら、親の介護の時間をやりくりするのが非常に面倒くさいです。仕事でお客様との会議がある場合は、リスケするのが難しいこともありますね。
ボク自身は親の介護をするようになって、親からの急な連絡や病院の診察、役所の手続きなどで、仕事を調整しなければならない場面が増えました。
- 精神的ストレス
仕事のプレッシャーに加えて、親の健康の変化や、介護の日常的な負担が加わります。これらのストレスが積み重なっていくので、週末や休日も心身が休まることがありません。
ボク自身は自分の時間が削られていく感覚が大きなストレスでした。
- 経済的な負担
介護にはさまざまな費用がかかります。これまでの家賃や生活費に、医療費や介護用品、介護サービスの利用料などが加わりますので、経済的な負担が増加することは避けられません。できれば親の貯蓄を使わせてもらいましょう。 - 自分の時間の不足
仕事と介護の両立で忙しい日々を送るため、自分自身の時間を取りづらくなります。自身の趣味や健康にも気を使いたい時期ですが、このバランスを取るのは難しいです。
ボクにとって自分の時間が減っていくことは非常に大きなストレスになります。
- 将来への不安
この先、親の健康がどう変わるのか、いつまで親の介護が続くのか、万が一自分に何かあった時に親の介護はどうなるのかなどの不安が付きまといます。それだけでなく、自分もいずれ介護を受ける立場になるため、将来についても考えておかなければならないでしょう。
要介護認定の前でも利用できる訪問介護サービスを知る
ボクもそうでしたが、訪問介護サービスを受けるには要介護認定が必要だと思っていませんか?
安心してください、要介護認定前でも利用可能な訪問介護サービスがあるのです!介護保険が適用されないため自己負担にはなりますが、認定を待たずにいつでも必要な時にサービスを受けられるメリットがあります。
ボクは、父の介護に自分の時間が取られていくのではないかという不安が非常にストレスでしたので、とにかく早く訪問介護サービスを利用したいと思いました。とりあえずインターネットで調べてみたところ、要介護認定前でも利用可能な訪問介護サービスがいくつかあることを知りました。「イチロウ」さんはその中の一つでした。
インターネットで検索した際のワードとしては、”訪問介護サービス” のワードに加えて ”自己負担”・”自費”・”保険外” といったワードを組み合わせてみるとよいと思います。
「イチロウ」を選んだ理由
スピード感です!
とにかく急いでいたこともあり、インターネットで検索してとりあえず2社にWebフォームから問い合わせをしました。ほんの2、3時間後、一番最初に電話が来たのが「イチロウ」さんでした。
(ちなみにもう1社からはブログ記載時点で何の連絡もありません。。。)
ご担当者さんに父の状況とお願いしたいことをお伝えしたところ、父の住んでいる実家のエリアなら最短で翌日に訪問介護可能とのことでしたので、即答でお願いすることにしました。まだこの時点ではお試し利用という感覚でした。
まずは👇無料相談👇で聞いてみましょう!
「イチロウ」体験記
最初の訪問
「イチロウ」のパートナーさんが初めて我が家を訪れたとき、ボクは(たぶん父も)ちょっと緊張していました。でも、ヘルパーさんはとても親切で、父の状態を真剣に理解しようとしてくれましたし、すぐに緊張も解けて安心できました。
サービスの進行
パートナーさんは我が家に到着するとすぐにエプロンを着用し作業を開始されました。
パートナーさんの手際が良く、お願いしたいことはあっという間に30分程度で片付いてしまったので、2時間以内なら可能なことならご対応いただけるとのことでしたので、残った時間でほとんどの家事をやっていただきました(笑)
こちらの要望と実際に2時間のサービス内での対応との比較は以下の通りです。
こちらの要望
- 紙パンツの交換
- 清拭
- 着替え介助
- 部屋とキッチンの掃除
サービス内での対応(2時間)
※こちらの要望に加えて以下も実施していただきました。
- 調理
- 食事介助
- 歯磨き介助
- 洗濯
- 干してあった洗濯物の畳み
- 爪切り
- ゴミ出し
- 雑談
2時間いっぱい作業していただき、最後にゴミ出しして帰宅されるという流れです。
その後、ヘルパーさんから当日のサービス内容のレポートがメールで届きます。利用者向けの専用Webページで履歴として確認することができます。
2時間という枠の中で対応していただいたのですが、ボクの想像と期待を大きく超えたことがリピートの決め手になりました。
予約はWebで完了
「イチロウ」さんは利用者向けの専用Webページが用意されています。お願いしたいことを細やかに依頼できるフォームになっているので安心です。
サービスメニューは多岐に渡ります。
各サービスについて詳細に指示が可能です。
2回目以降は立ち合い不要でもOK
訪問介護サービスに毎回立ち会うのは負担が大きいですよね?
それも大丈夫です!利用者向けの専用Webページで鍵の開け方など個別の指示をすることができます。
我が家の場合は、父の住む実家は集合住宅ですので鍵の受け渡しにポストを利用しています。ポストにダイヤル式の南京錠をかけいるので、それを利用者向けの専用Webページで伝えるだけでした。
2回目以降の訪問介護は立ち合い不要でも大丈夫なので安心ですね。
不明点は何でも👇無料相談👇で聞いてみましょう!
「イチロウ」の惜しいところ
我が家にとってパーフェクトに近いサービスなのですが、あえてネガティブな点も挙げてみます。
最低2時間から
1回あたり2時間からのサービスになっています。
そのため、一日数回の訪問介護を要望される方には冗長になってしまうかもしれません。我が家も父の食事面の不安があったため、一日朝晩2回の利用を考えたことがありましたが、お願いすることが無く時間を持て余す可能性が高いと思い夕方1回での利用にしました。
全国対応ではない
提供エリアは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・静岡県・愛知県・大阪府になっています。提供エリアの詳細は以下のリンクでご確認ください。
幸い我が家は利用できましたが、この素晴らしいサービスが全国に提供できていないのが惜しいと思っています。今後の展開に期待しています!
気になりそうなこと
ボクの感覚での回答にはなりますが、FAQ的なものをいくつか挙げておきます。
Q:介護保険の訪問介護サービスとの違いは?
A:要介護認定が不要であること以外では、サービス提供のスピード感や融通が利く点だと思います。
個人的な感覚ですが、提供しているサービスに大差は無いものの介護保険のほうは手続きや制約事項が多いと感じます。
Q:高額なのでは?
A:高額過ぎるという感覚はありませんでした。
自己負担の訪問介護サービスを提供している他社のサービスとの比較はしていませんが、時間単価でみた場合には大きく違わないと思いました。料金の詳細は以下のリンクでご確認ください。
Q:最低2時間は長くない?
A:使い方によると思います。
前述の「イチロウの惜しいところ」でも述べていますが、状況によっては冗長になってしまう場合があると思います。
Q:ヘルパーさんの指名はできる?
A:2回目以降から可能です。
可能ですがヘルパーさんのスケジュールによっては希望の日時に対応していただけない場合もあります。その場合は事前に連絡が来ますので、別の方にするか、指名したいヘルパーさんのスケジュールに合わせて希望の日時を変更するか検討することになります。我が家も、ご指名のヘルパーさんが対応できない場合があり、その時は別の方にお願いしました。そのヘルパーさんの対応にも父は満足していましたので、どのヘルパーさんでも安心だと思います。
Q:親に悪いのでは?
A:個人的には自分のことを最優先に考えるのが良いと思っています。
表現が良くないかもしれませんが、介護において自分がやりたくないとかできないとか思うようなことがあれば、ぜひ「イチロウ」さんのようなサービスの利用をご検討されてはいかがでしょうか。
我が家も自分ファーストを介護方針としています。ぜひこちらのブログもご覧ください。
Q:評判はどうなの?
A:個人的にはほぼ完ぺきだと思っています!
以前のブログでも「イチロウ」さんについては共有しました。
インターネットで ”介護 イチロウ 口コミ” というキーワードで検索して表示されるサイトを見てみましたが、良い評価ばかりでした。
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まとめ
最後に、ボク自身の体験を踏まえた介護サービスに対して思うことをまとめておきます。
プロの品質にはかなわない
「イチロウ」のパートナーさんの手際の良さを見て、素人のボクがどんなに頑張ったところで同じ満足度を与えることはできないと思いました。もし自分で介護をしていたら、親は感謝してくれるけど遠慮しているのではないかという思いや、満足な介護ができないことへの申し訳なさを感じるだろうと想像します。親にとっては不便や不快などが完全に取り除かれないですし、自分にとっても精神衛生上よくない状況です。プロの力を借りて双方の課題を解消することをお勧めします。
自分も倒れる
もし自分がけがをしたり病気になってしまったら誰が親の介護をするのでしょうか?
どうしても親の介護のことに意識が向いてしまうので、自分が介護できなくなるリスクまで気が回りません。倒れるとは大げさですが、自分が介護できなくなることが起こり得ることは想定し対策しておくべきです。
ボク自身も(たぶん)コロナに感染して約1か月間何もできなかったのですが、ヘルパーさんのおかげで父の介護は安泰でした。
都合よく使う
我が家の場合は、要介護認定の判定が出るまでの間は毎日利用し、要介護認定の判定が出てからは介護保険の在宅介護サービスと併用していました。父と「イチロウ」のパートナーさんとの相性が良かったこともあり、すぐに解約する気持ちになりませんでした。
「イチロウ」さんのようなサービスは、ご家庭の状況に応じて必要な時に必要なだけ都合よく使うべきだと思います。国や自治体の制度や支援も有効活用しながら、みなさんとご家族の心身の健康を守るため、このようなサービスを積極的に利用してはいかがでしょうか。
現在「イチロウ」さんを利用していませんが、今後の父の介護において介護保険のサービスでカバーできないことが出てくるようであれば、ぜひまた「イチロウ」さんを頼ろうと思います。
自分が幸せでなければ優しくなれない
個人的に、まず何よりも自分が心身ともに健康で幸せあることが大切だと思います。そうでなければ介護する相手のことを許容する余裕ができないと思うからです。
義務感や自己犠牲の精神は美しいように見えますが、自分に我慢や負担を強いることになります。もし「イチロウ」さんを利用していなかったら、仕事と介護に忙殺され、ストレスが溜まり、心が荒んでいき、ふさぎ込んだり、父や家族にも当たることもあっただろうなと容易に想像します。
家族みんなが幸せでいられるよう、そのために自分が幸せでありたいと思います。
長々と思いをつづりましたが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
これからもよろしくお願いします。
イチロウについては👇こちら👇からぜひご覧ください!
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