システムエンジニアの介護記録

介護休暇の取得をきっかけに思ったことややってみたことを残してみる

介護について思うこと

みなさん、こんにちは。

 

お久しぶりです(笑)

これまで3~4年間ほど両親の介護をしてきて、介護(高齢者介護)についてボクなりに今思うことを綴りたいと思います。

 

 

介護制度について

本当に感謝しかありません。

手厚いサポートにはただただありがたいばかりです。

費用面

本当に手厚い制度設計だと思っています。

母の場合、病気になって手術・入院・リハビリとなったとき、高額医療費制度と入院費の限度額適用認定制度を利用しました。その際、確か区の制度で紙オムツ代も還付を受けていたはずです。また、特別養護老人ホームに入所となってからは負担金限度額認定制度を利用しています。

父の場合、在宅介護になってから介護保険サービスと区の紙オムツ支給を利用しています。介護保険サービスは、訪問介護・訪問入浴介護・訪問看護・訪問診療・訪問リハビリとほぼフルコースです。ケアマネさんが限度額の上限内に収まるように設計してくれました。

これらが保険適用で一割負担で良いということ、さらには高額介護サービス費用制度により限度額を超えた分の費用が給付されるという、なんとありがたい制度なのでしょう。

介護については高額なイメージを持っていましたが、これらの制度により、費用はほぼ毎月一定で、想像していたよりは全然負担が少ないという感覚です。母がしっかり貯金をしてくれていたおかげで、自己負担となる食材や生活用品の購入も含め、介護費用はその貯金内で十分やり切れそうです。

支援者の方々

特別養護老人ホームの方々、ケアマネさん、ヘルパーの方々、訪問診療の先生と看護師さん、皆さん本当に親身になって両親をサポートしてくれていて感謝してもしきれないくらいだと感じています。

そんな制度を支えてくれている方々への待遇については、テレビやネットのニュースでも話題になることがありますが、心が痛むばかりです。。。

 

両親にとっての幸せとは

幸せなのだろうか。。。

母の場合、現在は全く会話ができず表情の変化もほぼ無いので知る術がありません。面会でも家族だと認識できているのかも怪しいです。
父は、ちょっとした会話の中で「酒とタバコができなくなったら終わりだ」と言っていました。ボクの役割がお酒とタバコのお使いなのはそんな理由です。現在は転倒防止のために医師の先生からお酒を止められているのですが、本音はやっぱり飲みたいらしいです。そして、最近は手が不自由になってきてライターが付けられないのか、タバコの減りも遅くなってきたように感じます。正直、タバコが吸えなくなってしまったら父はどうなるやら。。。
そんな両親を見ていて、生きたくて生きているのか、生かされているのか、ふと頭に浮かぶこともあります。

 

ボクのできること

スタンスは変わりません。自分ファースト、ベストエフォート、できることを精一杯やるだけです。とは言え、もうできることも限られていると思っています。

  • 母との面会のセッティング

今は月一回ですが、これからは月二回に増やそうかなと思っています。父に提案してみたら喜んでいました。

  • 父にタバコを買って会いに行く

タバコは減りを見ながら補充していくとして、今まで通り会いに行くことは続けます。医師の先生やヘルパーさんたちにバレないよう、会いに行くときにお酒を買って行って、その時だけこっそり一緒に飲もうかと考えています。

  • 最後を迎えることを覚悟しておく

覚悟はできているつもりです。後悔も絶対残るはずです。独居で在宅介護の父に孤独死のような形にさせてしまうことも受け入れるしかないと思っています。

最後を迎えた後の準備も一応はできていて、葬儀と埋葬の依頼先は決めています。

 

さいごに

介護に正解は無い、そう思っています。

介護は、自分だけ、家族だけの問題にしてはいけません。プロのサポートに頼ることが非常に大切です。ですが、最終的な決断をするのは自分や家族です。自分たちが納得できる道を選ぶしかありません。

 

今の思いを吐き出してスッキリした気持ちでこれからも頑張っていきます。そして、時間が経つと考えが変わっていることもあると思います。その時はまたブログに綴る予定です。

 

これからもよろしくお願いします。

 

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