システムエンジニアの介護記録

介護休暇の取得をきっかけに思ったことややってみたことを残してみる

介護資金は親の貯蓄で

みなさん、こんにちは。

 

さて、みなさんはご両親の貯蓄額を把握していますか?

母の特別養護老人ホームへの入所が決まった際、慌てて介護費用について調べたり家族で会話したりしました。

本日のブログは、我が家の介護にかかる費用について、以下をお伝えしたいと思います。

 

 

会計士のイラスト(男性)

 

両親の収支

両親それぞれの毎月(1か月あたり)収支について、収入は年金だけですが、概算は以下の通りです。

 

・父

明細 収入 支出 備考
年金支給 ¥130,000    
在宅介護費用(介護保険適用)   ¥90,000 要介護2
訪問介護サービス(自己負担)   ¥30,000 週1回、月4回
食材・備品購入費   ¥20,000  
家賃   ¥70,000  
貯蓄切り崩し額   -¥50,000  

在宅介護をしているため、我が家は家賃(持ち家の方は固定資産税になると思われます)が介護費用以外に大きな支出を占めていることが分かります。

※2023年8月時点では訪問介護サービス(自己負担)は利用しておりません。家族で協議して介護保険適用の訪問介護サービスを利用していく方針にしました。

 

・母

明細 収入 支出 備考
年金支給 ¥75,000    
特別養護老人ホーム介護保険適用)   ¥110,000 要介護5
特別養護老人ホーム(自己負担)   ¥20,000 備品購入費含む
貯蓄切り崩し額   -¥55,000  

特別養護老人ホームに入っていることもあり、明細はこれだけです。民間の介護施設へ入所していた場合、費用は自己負担になるため高額になることが想定されます。

 

貯蓄額と耐えうる期間

1か月あたりの収支から、両親の年間の貯蓄切り崩し額は以下の通りです。

(¥80,000 + ¥55,000) × 12 = ¥1,620,000-

 

我が家は幸いなことに母がしっかりと貯蓄をしてくれており、約2,000万円の貯蓄ができていました。ただし、母名義の定期預金が約600万円含まれており、認知症となってしまった現在では一切手を付けることができません。それでも、約8年は両親の貯蓄で介護費用が支払えることが分かり安心しました。

(¥20,000,000 ー ¥6,000,000) ÷ ¥1,62,000 = 8.64・・・・・

 

介護にかかる費用は親の貯蓄で支払う

両親の貯蓄は子供のために残しておいたお金という考えもあると思います。個人的には、介護は両親自身のことであり、両親の貯蓄から支払うべきだと割り切ったほうが良いと思います。

元々は両親の貯蓄とはいえ、自分の貯蓄を切り崩して親の介護を負担するのは精神的にストレスが溜まるのではないでしょうか。ストレスが溜まる状況では冷静に介護に向かい合えないと思うからです。

我が家の介護方針の一つである「自分ファースト」に従った考え方でもありますね。

www.engineerkaigo.com

 

いつでも誰でも引き出せるように

いつでも誰でも貯蓄を引き出せるようにしておくことが非常に大切です。

我が家では、母が認知症になってしまった現実を受け入れ、母名義以外の定期預金はすべて解約しました。そして、銀行の窓口では本人確認が必要になってしまうため、キャッシュカードも作り暗証番号を家族で分かるようにしました。

成年後見人制度というものがあることを調べて知りましたが、元々我が家の貯蓄なのに煩雑な手続きや費用を払うことに抵抗があります。

 

 

今回、我が家の懐事情をを赤裸々にお伝えしました。賛否があるかもしれませんが、介護の現実として、一家族の事例として少しでも参考になれば幸いです。

同じような境遇にいる方々にとって、このブログが考え方の一助になれば幸いです。

 

これからもよろしくお願いします。

 

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